心の炎が消えぬ間に

ゲームについてのアレコレを、熱が冷めないうちに、気の向くままに書き連ねるブログ

2018年にクリアしたゲームたち

 

晦日からこんばんは。けいりんです。


今回はタイトルのとおり、今年クリアしたゲームを順を追って振り返ります。
同時に今年書いた記事のリンク集的な存在にもなるかと。
なお、当記事においては基本的にクリアした=エンドロールを見た、という基準なので、あしからず。

 

今年クリアしたゲームはイカのとおり、全11本+DLC2作。
星のカービィ スターアライズ
・シャンティ 1/2ジーニーヒーロー
スチームワールドディグ2
・OPUS-地球計画
・OPUS-魂の架け橋
スプラトゥーン2 オクト・エキスパンション
スチームワールドディグ
メイドインワリオ ゴージャス
・オクトパストラベラー
ゼノブレイド2 黄金の国イーラ
ロックマン11 運命の歯車!!
ポケットモンスター Let's Go!ピカチュウ
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL

 

 ●星のカービィ スターアライズ
kei-and-rin.hatenablog.com

  最大4人まで同時プレイ可能で、カービィシリーズの中でも特にビギナーに優しい作りが特徴のシリーズ最新作。
 一方で過去作BGMがふんだんに再録されていたり(サントラはぶっちゃけカービィのベストアルバム的存在だと思う)懐かしい面々を操作キャラとして扱うことができたり、おなじみのボスバトル連戦による高難度やりこみも完備という贅沢な作品。

 コピー能力の使い心地が他作品よりも良く、攻撃的に楽しめたのが印象的でした。
 感想記事ではやや物足りないと書いた探索・謎解き要素もアップデートにて「アナザーディメンションヒーローズ」が追加され、歯ごたえのあるアイテム収集が待っている…という評判を目にしています(こちらはまだ未プレイ)

 

●シャンティ 1/2ジーニーヒーロー アルティメットエディション

 

 先日スマブラSPにもスピリッツで出演した(おめでとう!)、人間と魔神の混血である少女シャンティが主人公のアクションゲーム。と、サブキャラクター達が活躍するDLC群や特殊なゲームモードを詰め合わせてパッケージされた1本。
 本編およびリスキィ編をクリア。フレンズ編は途中までプレイして休止中。
 記事を書いていないのは進行が中途半端なためで、いずれフレンズ編までクリアして感想を書きたいと思ってます。前作「海賊の呪い」もSwitch版が登場したので、そちらもプレイしたいところ…

 雑感としては、やや小粒ながら丁寧に作られたアクションゲームで、なかなかに好みです。生き生きと動くシャンティが実にキュート。
 ダッシュ系の動作が無いぶん高速な操作を要求されることが少なく、またパワーアップを積むことでかなり強力になるので、比較的アクションゲーム初級者でもプレイしやすい作品だと思います。
 あと、音楽が非常に良い出来です。各ステージのBGMがどれも素晴らしく、ここまでBGMの"打率"が高い作品は個人的に稀有で、サウンドに関しては今年のMVPをあげたいほど。ダンサブルな音楽が好きな方は必聴ですよ。

 

 ちょっと見て/聴いてみたい…という方には、とりあえず発売元制作のこちらをどうぞ↓
 オーイズミ、こんな動画作ってたのか…最近まで知らなかったよ())

www.youtube.com

 

スチームワールドディグ2

kei-and-rin.hatenablog.com

  当ブログのインディーズ感想第1段として選んだ、名作採掘アクションゲーム。
 任天堂公式サイトのNintendo Switch 2018年おすすめランキング」でも14位にランクインされた、インディーズ界の定番タイトルのひとつです。
 2000円以下のソフトと侮るなかれ、綿密に練られたマップ構造と、パワーアップする毎に発展していく独特のアクション性は非常に完成度が高いです。それほど辛口の作品ではないので、多くの人にプレイしてもらいたい作品。
 特にワイヤーを活かして機動する感覚は未だに思い返せるくらい気にいってます。横壁や降下先の地面に撃ち込んで加速したり、天井に張り付き→斜め降下を繰り返して奈落を渡ったり…効果音と振動の手応えもあって、とても印象深かったですね。

 

●OPUS-地球計画

kei-and-rin.hatenablog.com

  望遠鏡で「地球を捜す」小規模SFアドベンチャーゲーム
 ゲーム性よりもストーリーと雰囲気を味わうタイプの作品。ちょっと星を見上げたくなった時なんかにササッとプレイすると良い、そんなゲームです。終盤の展開と音楽による盛り上がりは熱かった。そして「地球はどこにあるのか」という点や他の星々に付けられた名前から、ある種のメッセージを感じなくもなかったり。

 

●OPUS-魂の架け橋

kei-and-rin.hatenablog.com

  「宇宙葬」がテーマのポストアポカリプス・アドベンチャーゲーム
 前作である地球計画と直接の繋がりは無いですが、「地球教」など世界観に一部共通点がみられます。
 こちらはフィールド探索があるぶん前作よりゲーム性はありますが、やはりストーリーと雰囲気を味わう作品。かつての世界の姿を幻視させるような廃墟と遺品、そしてポストアポカリプスの世界で繰り広げられるヒューマンドラマが魅力。個人的にアドベンチャーは基本相性が悪いのですが、これはビビッときただけあって良かった。感動でも泣くのは嫌いなんだけれど、終盤は目が潤んでしまった…
 あと、本作はサウンドトラックがBandcampという販売サイトで手に入ります。寂寥感と透き通るような美しさを得られるBGMがかなり気に入って購入しました。このBGMも今年の大きな収穫のひとつでしたね。
  
 ふたりきりは、ひとりきりではない、そんな作品です。近々OPUS2作と音楽集をまとめたパッケージ版も出るそうなので、興味のある方は検討してみては。

 

スプラトゥーン2 オクト・エキスパンション

 

 単品ゲームではないけれど、内容的に十分と思うのでカウントさせて(弱気)
 御存知スプラトゥーン2DLCであり、様々なステージを攻略していく1人用アクションゲーム。

 有料DLCだけあって難易度はやや高め。いくつかのステージで七転八倒したりもしましたが(ジョシリョ区…)非常に楽しく堪能させてもらいました後半にゲーム的にもストーリー的にもガラリと変わる展開が特に素晴らしく、「ヒーローモードはあんまり楽しくなかったから」という人もプレイしてほしい作品です。
 ちなみにクリア後に戦えるアレは未撃破。当時最終まではわりといけてたので、腰を据えてやればそのうち勝てるかなとは思う…

 あとこれは私の感想ではないのですが、togetterにまとめられた本作の様々な要素についての考察が非常に秀逸なので、クリアした方は是非御覧ください。任天堂の凄みを垣間見ることができるかと思います↓

togetter.com

 

スチームワールドディグ

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  前述した「スチームワールドディグ2」の前作。こちらは2の半額ということもあってやや小粒な作品。
 2を先にプレイしてしまったので、私的にはゲーム性がシンプルであることがやや仇になってしまったかなというのが正直な感想。とはいえゲーム自体は堅実な秀作です。1000円のゲームとしてみれば十二分な作品。
 掘りながら探索していく基本の楽しさは1の時点でしっかりしているので、シリーズに興味がある方は1>2と順番にプレイしていくのがオススメです。

 

メイドインワリオ ゴージャス

 

 久々に登場したメイドインワリオシリーズ、本作はそのベスト版と言っていいかもしれない作品。
 随所にクスッとするネタがあり、個性あるキャラクターが賑やかす、そうそうこれがワリオだよーと満足できる出来でした。ワリオファミリーは久しく見ていなかったので、声付きでやりとりを見れたのは嬉しかったですねぇ。個人的にワリオはこういう舞台のほうが活き活きしているように見えるので、もっとこの路線を続けてほしいところ。
 たまーにやりたくなったときに遊ぶくらいのつもりで買ったのでストーリークリア程度で止めてますが、思いの外収集要素が多く、やりこもうと思えばちょっとした大作くらいの時間は消費できそうです。

 

●オクトパストラベラー

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  体験版を通じて綿密なブラッシュアップの末に送り出された、2DRPGの現在形。
 細かい感想は以前に書いたとおりですが、この平成最後の年に「2DRPGはまだまだやれる」と言える作品に出逢えたのは感無量でした。
 特にシンプルかつ戦略的に練り込まれた戦闘システムが秀逸。よくあるコマンドバトルに一工夫した程度の複雑さにとどめながら、工夫によって爽快感を得られる奥深さを手にしており、素晴らしく洗練されています。RPGの戦闘が好きな方は是非。

 

ゼノブレイド2 黄金の国イーラ

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  昨年クリアし大長文の感想をしたためたゼノブレイド2のDLCコンテンツにして、20-30時間規模の新作RPG
 本編ゼノブレイド2でストレスを感じがちな部分が改良されており、スキルやアイテムなどの要素もシンプルなものに再構成されているので、中規模のRPGとしてテンポ良く駆け抜けることができた作品でした。
 ストーリーも本編では見られなかったラウラやシン、アデルとヒカリをはじめとして古王国イーラとそれに関わった人々の生き様と運命がしっかりと描かれており、非常に満足度の高い、素晴らしいDLCでした。個人的にはラウラ達とイーラ国の人々に思いの外強い結びつきがあったのが印象的です(ヒトノワはその表現としてよく出来ていたと思います)
 ゼノブレイド2未プレイの方でもあえてこちらから始めるのは充分アリだと思いますし、本編でしっくりこないところがあった方にもプレイしてみてほしい作品です。


 なおストーリー&キャラクター感想は年内に間に合わず。申し訳ありませぬ……詳しくは来年に!()

ロックマン11 運命の歯車!!

 

 ADVANCED(下から2番目)の難易度でクリア。
 私にとってアクションゲームをやりこむきっかけになったロックマンシリーズの最新作であり、古典的な2Dアクションをベースにしつつダブルギアシステムでひとひねりを加えた意欲作。
 本作には色々と惜しかったり愛着を感じたりするところがあり、けっこう胸中は複雑です。なのでしっかりした感想を書きたいのですがそのためにはある程度実績をやりこんだほうがいい…ということで寝かせている状態であります(^_^;)
 敵や仕掛けの配置はロックマンとしてしっかり作り込まれているので、古典的なロックマンに愛着のある方にとっては充分楽しめると思います。ゲーム全体のボリュームは少なめなので、繰り返しプレイして上達を楽しむタイプのアクションゲームです。


 個人的には、スピードギアを任意でオンオフして状況をコントロールする感覚が独特で気にいってます。ボスの中ではヒューズマン戦が好きで、パイルマンとトーチマンがやや苦手。ツンドラマンは癒し()

 

ポケットモンスター Let's Go!ピカチュウ

 

 相棒ピカチュウ(またはイーブイ)との絆を主体とした、初代ポケモンのリメイク作品。

 発売当日まで、買うかスルーするかかなり悩んだ作品です。決め手になったのは0時過ぎてDLが解禁されたときに某実況者の最速配信にお邪魔し、ピカチュウの可愛すぎる仕草にやられたことです(^_^;) とにかく本作はポケモンがかわいい!!
 私は「ポケモンのゲームはキャラクターが持っている愛くるしさを活かしきれていない」と常々思っていました。本作で相棒のふたりをはじめとしてカントー地方のそこかしこに溶け込んでいるポケモン達の姿を見て、ようやくポケモン達の魅力が本編ゲーム内でもしっかり表現される時代がやってきたんだなと感慨深く思います。


 一方でゲームシステムはというと、これまで積み重ねてきたZワザメガシンカはおろか特性すら無いという思い切ったカットぶり。過去作で対戦環境にどっぷりハマっている人にとっては物足りないであろう反面、初めてポケモンをプレイする人にとってはシンプルで覚えやすい作品になっていました。
 ポケモン本編は毎世代でビルドアップを重ねた結果、一から覚えるには膨大で難解なシステムになってしまったので、ここで「はじめてのポケモン」たる作品を世に送るのはいい判断だったのではないでしょうか。

 購入を悩んでいる方に対しては、対戦好きなら微妙RPG部分やポケモンのキャラクターが好きならオススメです。
 特性無し、野生のシンボルエンカウント、強化された上級トレーナー達、悪鋼フェアリー要素あり、歴代でも屈指の好人物と思うライバル、等の存在により、懐かしのカントーでもまた一味違った旅ができると思います。


大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL

 御存知、相手を吹っ飛ばして勝利する、愉快なアクションゲーム。

 勝ち上がり乱闘をやれば10分でエンドロール(を撃ちまくるシューティングゲーム)までいけるので記載……というのはちょっとアレですけど、灯火の星コンプリートまでやったので、今年に含めることにしました。
 今はクリアゲッターとスピリッツ集めを目標にちまちまやってます。本作のクリアゲッターはひょっとしたら歴代で一番コンプしやすいかもしれない……ホンキ度9.9さえ取れればあとは時間の問題というところまでは来れたので、頑張ってみるつもりです。

 

 少々意外だったのが、本作はゲームスピードがけっこう速めにチューニングされているように感じるのに、その早さにあまり苦手意識を感じることなく遊べていること。
 私は格闘ゲーム等での瞬間的な操作はかなり苦手で、スマブラDXで"絶"というテクニックが流行ったときについていけず、以降スマブラのゲームスピード調整や特殊テクニックの有無に一喜一憂してきました。正直言うと本作でゲームスピードを少し上げているという発言が発売前にあったときには「これは覚悟しておいたほうがいいかな……」などと弱気にもなってました。
 しかし実際に遊んでみると、確かにDX期のようなスピードを感じるのに、なんとかそれについていくことができているのです(但し対CPU戦に限る)不思議だ……
 評判を漁ってみると、本作はガードや緊急回避の仕様変更の影響で比較的攻めやすい調整になっているという意見があるようで、このあたりにカラクリが隠されているような気がしています。瞬間的な攻防においても操作がなるべくシンプルになるように作られている、のかも?


 もうしばらくしたらオンラインでもある程度遊んでみようと思っているので、そこでボッコボコにされて心が折れる可能性は高いんですけど(^_^;) 今のところは歴代でも一番やりこみがいがある、動きやすいスマブラになっているなというのが今のところの感想です。

 


●そして2019年へ

 以上、2018年にクリアしたゲームの感想でした。
 今年は大作らしい大作というとスマブラSPくらいで、中小規模の作品を追うことが多かった1年でした。2017年があまりに凄すぎたというのもありますね。ゼルダにスプラ2にマリオデにゼノブレ2でしたから。
 ただ、物足りない1年ということはなく、スチームワールドディグ2を皮切りにインディーズゲームを色々と知り、プレイしたいゲームが爆発的に膨らんだ年でもありました。ここに書けなかった=まだプレイできていないゲームが、Switchの本体には10作以上あってですね……

 来年は、ぶつ森ポケモン第8世代が一番の目玉になるでしょうか。
 発表は早かったヨッシークラフトワールドや、心が闘争を求めそうな雰囲気のデモンエクスマキナが個人的には気になっています。来年も良いゲームに巡り会えますように。

 というわけで、今回はここまで。ご覧いただきありがとうございました。
 良い新年を!